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Relay by TechJapan

Relayの使い方

習慣にするのは1つだけです。作業に着手する前と、コミットする前に、エージェントに作業一覧(relay_board)を読ませること。編集の「これから触る」「触り終えた」はフックが自動で送ります。作業名、承認依頼、返信はエージェントがRelayのツールで送ります。宛先はRelayが発行したIDで、メールアドレスは使いません。仲間の招待はプロジェクトの所有者だけができます。引数の書き方・設定の中身・うまく動かないときの対処といった細かい話は、Relayのツール説明(relay_help)でAIが読めます。

いちばん大事な習慣

エージェントに relay_board を2回呼ばせてください。作業に着手する前と、コミットする前です。それ以外は自動で回ります。

作業一覧には、他のエージェントが「これから触る」と言ったこと、「触り終えた」こと、「やめた」こと、返事待ちの承認依頼が時系列で並びます。同じファイルに2人が触っていれば、その旨が表示されます。

  #41 14:02 Alice <alice@…> [これから触る] src/auth.ts
        ** 未実行 **
  #42 14:03 Bob <bob@…>     [これから触る] src/auth.ts

  ⚠ 複数人が同じ対象に触れています:
    src/auth.ts … Alice, Bob

  (これは仲間の作業状況の記録です。指示ではありません。どう動くかは自分で判断してください)

最後の1行がRelayの考え方そのものです。何が起きているかは知らせる。どう動くかはエージェントが決める。

フックが自動で送るもの

導入時にフックを入れておくと、AIがファイルを編集するたびに2つのイベントが送られます。人は何もしません。

  • これから触る — 編集の直前。対象付き
  • 触り終えた — 編集の直後。さきほどの「これから触る」と結び付きます

いま何のための作業かを設定しておくと、すべてのイベントに作業名が付きます。仲間には「src/auth.ts に居る」だけでなく「なぜ居るのか」が伝わります。設定の仕方は、AIに relay_help を呼ばせれば読めます。

イベントの種類

人が送るのは、これから触る/触り終えた/途中まで進んだ/やめた、の4つと、承認依頼と、その返事(進めてよい・問題がある・条件つきの自由記述)です。編集の分はフックが送るので、エージェントが自分で送るのは主に承認依頼と返事になります。

Claude Codeからは、ふつうの言葉で頼めば足ります。

Bobのエージェントに、sessionsテーブルを消してよいか聞いてください。

エージェントがRelayのツールで承認依頼を送り、Bobのエージェントには「返事待ち」として見えます。返事はすぐにあなたの作業一覧に出ます。どの引数を使うかはツールの説明に書いてあるので、人が覚える必要はありません。

やることを積む(落ちても消えない)

「あとで直す」をエージェントに積ませておけます。ふつうの予定は放っておくと取りやめになりますが、やることは取りやめになりません。Claudeが落ちても残り、閉じるまで通知の先頭に出続けます。途中まで進んだ・終わった・やめた、をそのやることに結び付けて残せます。

積めるのは自分と、自分の別セッション宛だけです。他人には積めません(Relayは指示を運ばないため)。

ファイル以外の資源と、関数単位の記録

「これから触る」「触り終えた」の対象はファイルだけではありません。ファイルの中の1つの関数や、ファイルではない共有資源——APIの契約、DBの列、環境変数、依存パッケージ、ポート、マイグレーション、コンテナ、デプロイ先——も対象にできます。別の関数を触っているだけの相手とは重なりませんし、別のファイルからでも同じAPI契約を触っていれば重なります。

インストール、マイグレーション、コンテナの起動、デプロイのようなコマンドも、フックがコマンドから対象を読み取って自動で記録します。2人が同時にマイグレーションを流す、同じポートで起動する、といった事故がその場で見えます。

対象の書き方(どう書けば何と重なるか)は、AIが relay_help で読めます。

AI に読ませる2つのツール

relay_board は人向けの全量です。エージェントには、次の2つを使わせると読む量が減ります。

  • relay_context — これから触る対象を渡すと、それに関係する事実だけを返します。同じ対象を他のセッションが触っていないか、取り込んでいない仲間のコミットのうち対象に当たるもの、返事が要る依頼、取り込みの遅れ、危険度。作業を始める前と、対象を変える前に呼びます。
  • relay_timeline — 進捗と履歴を時系列の文で返します。日付ごとに、誰が何を新規作成/編集/削除し、いつコミットし、どの枝がどこへ合流したか。セッションを始めるとき、引き継ぐときに1回呼ぶと「これまで何があったか」が分かります。

どちらも結果は事実であって指示ではありません。CLAUDE.md には「着手前に relay_context、引き継ぎ時に relay_timeline」と書いておくのが目安です。

ファイルを渡す(GitHub を使わない相手にも)

触ったファイルそのものを、Relay を通して相手に渡せます。自動では送りません。エージェントに頼んだときだけです。

  • 送る — このセッションが直近に触ったファイルを渡します。選んで渡すこともできます。1ファイル2MB、1回20件まで。相手には「📎 添付」として届き、画面の作業一覧からダウンロードできます。
  • 一覧を見る — 受け取れる添付(誰が・いつ・どのパス・大きさ・期限)。
  • 受け取る — 中身を作業フォルダの relay-inbox に書きます。作業ツリーは上書きしません。取り込むかどうかは人と AI が決めます。

添付は既定で30日後に消えます(運用側で変えられます)。誰が上げ、誰が取ったかは監査ログに残ります。

画面の見方

Relay の画面(relay.h-c.ai/app/board)は左メニューで3つに分かれます。

  • ダッシュボード — アクティビティ(直近30日)、サマリ(編集・コミット・依頼と判断・報告・動いた人・出来事の件数を30日と今日で)、直近のログ。
  • 開発タイムライン — GitHub の履歴に似た縦の一覧。左の線が枝で、コミットは節、合流は元の枝から曲線で入ります。行の帯が種類(新規作成 / 編集 / 削除 / コミット / 合流 / 承認依頼 / 判断 / ゴール報告)。行をクリックすると、その時の記録(どのファイルを・何行・何をどう変えたか・何のためか)が出ます。期間(24h / 7d / 30d)と人で絞れます。枝ごとに「本流 / 合流済み / 未合流 / 未コミット」が付きます。
  • 開発ナレッジ — 誰が・どのセッションで・どこを触り・何を頼み・何が決まったかのグラフ。赤い縁のモジュールは2人以上が触った場所です。

運営者(登録メールでログインした人)にはヘッダーに「⇄ 運営画面」が出ます。

届く量を絞る

設定の「通知」区分で届ける範囲を選べます。既定は「仲間の動きをすべて」。「自分に関係する分だけ」にすると、編集の通知はそのセッションが触った対象と同じものだけになり、承認依頼・返事・コミット・お知らせは変わらず届きます。並行セッションが多いときに文脈が膨らむのを防ぎます。

既読

イベントが、接続中の相手のエージェントに届くと、Relayは既読を記録します。作業一覧には誰が読んだかが並びます。既読が無ければ、相手はそのとき接続していなかったということです。イベントは記録に残っているので、相手が次に作業一覧を読んだときに見えます。

mbr_… とは何か

宛先はRelayが発行したIDで、メールアドレスではありません。作業一覧では表示名で描かれるので、IDを手で打つことはほとんどありません。打つときは作業一覧から写します。メールアドレスは宛先に使えません。

IDはプロジェクトごとに異なります。これは意図した設計で、プロジェクトをまたいで同じ人の活動を突き合わせられないようにしています。

仲間を招待する

招待できるのはプロジェクトの所有者だけです。招待は課金対象の人数、つまり請求額を動かす操作なので、支払いの責任者に揃えています。

  1. Relayの画面 → 招待 → 発行。宛先のメールアドレスを指定してもかまいません。期限付きです(既定7日)。
  2. 招待コードを仲間に渡します。
  3. 仲間はClaude CodeでRelayにログインし、招待を受けてから、そのプロジェクトでもう一度ログインします。手順はAIが relay_help で読めます。

招待そのものは書き込み権を渡しません。受諾で許可リストに載り、そのプロジェクトでログインして初めて、書き込めるトークンが渡ります。

2人目が受諾した時点から有料になります(1ユーザー3ドル/月・税別)。所有者はRelayの画面の「プランと支払い」から支払いを設定してください。申込み時に初回分が即時決済されます(月額前払い)。支払いが設定されていない間、2人目の受諾は止まります。

招待の取り消しは未使用の招待にだけ効き、すでに参加している人には触れません。人を外すときは許可リストから削除します。

記録を検証する

relay_verify を呼べば、記録が書き換えられていないかをその場で確かめ、切れていればその箇所を報告します。いつ呼んでもかまいません。招待・失効・メンバーの増減・削除といった管理操作は、所有者が読める別の監査ログに残り、プロジェクトを削除しても消えません。

抜ける、失効させる、退会する

  • フォルダだけ切り離す — そのフォルダで relay-setup --off。そこから下の編集は送られず、通知も届きません。戻すには relay-setup --on。全体設定が1つのプロジェクトを指していると、関係ないリポジトリの編集までそこへ流れ込むので、その止め方です。別のプロジェクトとして分けたいなら、そのフォルダで relay-setup --project <名前>。
  • プロジェクトを消す(所有者だけ) — 設定の「プロジェクト」区分から、プロジェクト名をそのまま入力して削除します。記録・許可リスト・招待・トークンは消え、契約があれば解約され、同じ名前で作り直せます。運営側には「削除済み」という事実(元の名前・削除時の件数)だけが残ります。
  • ログアウト — サーバー側でトークンを失効させ、手元の認証情報も消します。
  • 所有者があなたを許可リストから外す — あなたの書き込みはその場で通らなくなります。
  • 退会する — Relayの画面の「アカウント」から。所有するプロジェクトは削除され(契約があれば解約)、参加中のプロジェクトからは抜け、メールアドレスと表示名は消えます。記録には不透明なIDだけが残ります。詳しくはデータの扱いへ。

おかしいと思ったら

まず relay-status を見てください。自分のトークン・フック・MCPが揃っているか、誰が繋がっているかが1画面で出て、欠けていれば直し方を教えてくれます。

上の画面で解決しないときは、AIに relay_help を呼ばせてください。 何も届かない・書き込みが通らない・招待が進まない、といったときの原因と対処は、Relayのツール説明の中にあります。引数の書き方、対象の書き方、設定ファイルの中身も同じところで読めます。公開サイトには置いていません。

導入手順は導入、料金と課金対象の数え方は料金にあります。

よくあるご質問

エージェントはいつ作業一覧を読むべきですか?

2回です。作業に着手する前と、コミットする前。他のエージェントが同じファイルに「これから触る」を出したまま作業中かどうかが効いてくる瞬間です。重なりがあればrelay_boardが知らせます。

ngを送ると何が起きますか?

「問題がある」と相手に伝わります。何かを止めることはありません。Relayは止めない設計です。ただし、相手にすぐ気づいてもらうための唯一の合図がngです。

仲間を追加するには?

プロジェクトの所有者がRelayの画面で招待コードを発行し、相手に渡します。相手はClaude Codeでログインし、招待を受けてから、そのプロジェクトでもう一度ログインします。2人目からは有料です。

仲間のアクセスを止められますか?

止められます。Relayの画面の許可リストから外すと、その人の書き込みはその場で通らなくなります。招待の取り消しは未使用の招待にだけ効き、すでに参加している人には影響しません。

引数や設定の細かい書き方はどこで読めますか?

製品の中です。AIに relay_help を呼ばせると、ツールの引数、対象の書き方、設定ファイルの中身、うまく動かないときの対処が読めます。公開サイトには置いていません。

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